▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照
「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」公開講座のご案内~「旧石器時代の日本列島―野川流域から日本人類史の起源を考える―」 [インフォメ-ション&レポート]
定員に達しました。お申込み、ありがとうございました。
「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」の公開講座のご案内です。
今回で第9回となり、明治大学文学部教授の安蒜政雄先生をお招きいたします。
国分寺を水源地とする野川は遺跡銀座といわれるほど遺跡の多いところです。
なかでも野川遺跡に代表される旧石器時代の遺跡群は日本の旧石器時代研究に大きな影響を与えたことで有名です。そこで今回旧石器時代研究で知られる安蒜政雄先生に野川流域の遺跡群に焦点をあて日本人類史の起源をたどってお話頂きます。
会員以外の方もご参加いただけます。
■ 参加申し込み(必ず事前申し込みをしてください)
下記の方法で11月5日までにお名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com
※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。(定員:80名)
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国分寺・名水と歴史的景観を守る会第9回公開講座
「旧石器時代の日本列島―野川流域から日本人類史の起源を考える―」
講師:安蒜政雄氏(明治大学文学部教授)
日時:2013年11月10日(日)13:30~16:30
会場:東京都国分寺労政会館 第四会議室
会費:500円(資料代込み)会員は無料
定員:80名先着順(要事前申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
後援:国分寺市・国分寺市教育委員会・小金井市教育委員会
■ 講師プロフィール
1946年、千葉県生まれ。1969、年明治大学文学部卒業。1971年、明治大学大学院修士課程修了。1978年、明治大学大学院博士課程修了。学位請求論文「日本細石器文化の研究」により文学博士。1991年、明治大学文学部教授。1993年、第2回岩宿文化賞受賞。2009年第2回スヤンゲ学術賞受賞。主な著書に、『考古学キーワード(改訂版)』(編著、2002年、有斐閣)、『考古学の最前線』(共著、2003年、学生社)、『住まいの考古学(共著、2007年、学生社)、『旧石器時代の日本列島史』(2010年、学生社)、『日本列島 石器時代史への挑戦』(勅使河原彰氏と共著、2011年、新日本出版社)、『旧石器時代人の知恵』(2013年、新日本出版社)
■ 講座概要
旧石器時代の日本列島には、新旧二度にわたって大挙、ヒトが移り住んできた。旧移住は、アフリカに生誕した現生人類が世界各地へと拡散した波の一つで、ここから日本列島の人類史が始まる。その旧移住民は、本州の中央部に、沢山の遺跡を残した。野川の流域に当たる場所は古多摩川の河床で、点在する中州の所々にヒトが住んだ。今からおよそ三万五千年前に遡る、後期旧石器時代初頭の出来事である。
旧移住よりも大規模で、後期旧石器時代中頃の二万五千年前に前後する新移住は、背景に、最終氷期の最寒冷期を迎える世界的な気候の変動があった。出現した陸橋伝いに環日本海旧石器文化回廊が開かれ、大陸と日本列島間のヒトとモノの動きが盛んになる。この頃、国分寺崖線下を野川が流れ、川沿いに数多くの遺跡が群集した。
このように、野川の流域一帯には、旧石器時代の歴史動向が色濃く投影されている。そればかりか、野川流域遺跡群の一つ野川遺跡は、同遺跡の発掘前後で、旧石器時代の研究史を二分する大きな役割を演じた。そこで、野川遺跡と野川流域遺跡群をとおして、旧石器時代研究の歩みを振り返るとともに、日本人類史の起源をたどる。
「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」の公開講座のご案内です。
今回で第9回となり、明治大学文学部教授の安蒜政雄先生をお招きいたします。
国分寺を水源地とする野川は遺跡銀座といわれるほど遺跡の多いところです。
なかでも野川遺跡に代表される旧石器時代の遺跡群は日本の旧石器時代研究に大きな影響を与えたことで有名です。そこで今回旧石器時代研究で知られる安蒜政雄先生に野川流域の遺跡群に焦点をあて日本人類史の起源をたどってお話頂きます。
会員以外の方もご参加いただけます。
■ 参加申し込み(必ず事前申し込みをしてください)
下記の方法で11月5日までにお名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com
※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。(定員:80名)
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国分寺・名水と歴史的景観を守る会第9回公開講座
「旧石器時代の日本列島―野川流域から日本人類史の起源を考える―」
講師:安蒜政雄氏(明治大学文学部教授)
日時:2013年11月10日(日)13:30~16:30
会場:東京都国分寺労政会館 第四会議室
会費:500円(資料代込み)会員は無料
定員:80名先着順(要事前申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
後援:国分寺市・国分寺市教育委員会・小金井市教育委員会
■ 講師プロフィール
1946年、千葉県生まれ。1969、年明治大学文学部卒業。1971年、明治大学大学院修士課程修了。1978年、明治大学大学院博士課程修了。学位請求論文「日本細石器文化の研究」により文学博士。1991年、明治大学文学部教授。1993年、第2回岩宿文化賞受賞。2009年第2回スヤンゲ学術賞受賞。主な著書に、『考古学キーワード(改訂版)』(編著、2002年、有斐閣)、『考古学の最前線』(共著、2003年、学生社)、『住まいの考古学(共著、2007年、学生社)、『旧石器時代の日本列島史』(2010年、学生社)、『日本列島 石器時代史への挑戦』(勅使河原彰氏と共著、2011年、新日本出版社)、『旧石器時代人の知恵』(2013年、新日本出版社)
■ 講座概要
旧石器時代の日本列島には、新旧二度にわたって大挙、ヒトが移り住んできた。旧移住は、アフリカに生誕した現生人類が世界各地へと拡散した波の一つで、ここから日本列島の人類史が始まる。その旧移住民は、本州の中央部に、沢山の遺跡を残した。野川の流域に当たる場所は古多摩川の河床で、点在する中州の所々にヒトが住んだ。今からおよそ三万五千年前に遡る、後期旧石器時代初頭の出来事である。
旧移住よりも大規模で、後期旧石器時代中頃の二万五千年前に前後する新移住は、背景に、最終氷期の最寒冷期を迎える世界的な気候の変動があった。出現した陸橋伝いに環日本海旧石器文化回廊が開かれ、大陸と日本列島間のヒトとモノの動きが盛んになる。この頃、国分寺崖線下を野川が流れ、川沿いに数多くの遺跡が群集した。
このように、野川の流域一帯には、旧石器時代の歴史動向が色濃く投影されている。そればかりか、野川流域遺跡群の一つ野川遺跡は、同遺跡の発掘前後で、旧石器時代の研究史を二分する大きな役割を演じた。そこで、野川遺跡と野川流域遺跡群をとおして、旧石器時代研究の歩みを振り返るとともに、日本人類史の起源をたどる。
国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催 歴史講座「武蔵国分寺の構造と景観~詔に見える好処の実態について~」のご案内 [インフォメ-ション&レポート]
「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」は、国分寺市が職員を講師として派遣する「出前講座」の制度を利用し、11月9日(金)、国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長の有吉重蔵さんを講師としてお迎えし、歴史講座を開催いたします。
会員以外の方もご参加いただけます。
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出前講座のご案内
武蔵国分寺の構造と景観~詔に見える好処の実態について~
国分寺建立の詔には「それ造塔の寺は兼ねて国の華たり。必ず好処を択んで実に長久にすべし。」とあり、国分寺は国華にふさわしい好処に建立することが命じられています。
発掘調査が継続されている武蔵国分寺跡では、近年寺周辺の東山道武蔵路や参道口、あるいは僧寺の二つ目の塔の発見など、これまでの武蔵国分寺像の見直しを迫る新たな調査成果が蓄積されつつあり、改めて武蔵国分寺の構造と景観を通して好処の実態について考えてみましょう。
日時:2012年11月9日(金) 18:00~20:00
会場:国分寺労政会館三階 第3会議室
(JR中央線国分寺駅南口下車徒歩5分)
講師:有吉重蔵さん
国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長
国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)
講師プロフィール
1950年 福岡県生まれ。
1973年 国士舘大学文学部国史専攻(考古学コース)卒業。
1973年 国分寺市役所職員に採用。以降、国指定史跡武蔵国分寺跡の発掘調査に従事。
2001年 ふるさと文化財課長就任(国分寺市遺跡調査会事務局長兼務)。
併せて国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)を兼任(現在も継続中)。
2002年 国分寺市市民生活経済課長兼農業委員会事務局長就任。
2004年 国指定史跡佐渡国分寺跡調査検討委員会委員に就任(2006年3月まで)。
2006年 市民生活部長に就任。
2010年 国分寺市役所を定年退職。
2011年 国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長
主な著書
1986年「遺瓦から見た武蔵国分寺」・「国分寺市域における中世遺跡」、『国分寺市史』上巻
1988年「武蔵国分寺の創建」、『古代寺院と仏教』古代史論集3名著出版
1995年「武蔵国分寺の創建期瓦窯」、『王朝の考古学』雄山閣出版
1998年「武蔵国分寺」、『聖武天皇と国分寺』雄山閣出版
2000年「武蔵国分寺・武蔵国府」、『文字瓦と考古学』国士舘大学実行委員会
参加費:無料
定員:50名(先着順)
参加申し込み(事前申し込みをお願いします)
・電子メール:meisui.keikan@gmail.com
※住所、氏名、電話番号をお知らせください。
※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
2012 11.9国分寺市職員の出前講座チラシWEB版.doc
会員以外の方もご参加いただけます。
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出前講座のご案内
武蔵国分寺の構造と景観~詔に見える好処の実態について~
国分寺建立の詔には「それ造塔の寺は兼ねて国の華たり。必ず好処を択んで実に長久にすべし。」とあり、国分寺は国華にふさわしい好処に建立することが命じられています。
発掘調査が継続されている武蔵国分寺跡では、近年寺周辺の東山道武蔵路や参道口、あるいは僧寺の二つ目の塔の発見など、これまでの武蔵国分寺像の見直しを迫る新たな調査成果が蓄積されつつあり、改めて武蔵国分寺の構造と景観を通して好処の実態について考えてみましょう。
日時:2012年11月9日(金) 18:00~20:00
会場:国分寺労政会館三階 第3会議室
(JR中央線国分寺駅南口下車徒歩5分)
講師:有吉重蔵さん
国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長
国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)
講師プロフィール
1950年 福岡県生まれ。
1973年 国士舘大学文学部国史専攻(考古学コース)卒業。
1973年 国分寺市役所職員に採用。以降、国指定史跡武蔵国分寺跡の発掘調査に従事。
2001年 ふるさと文化財課長就任(国分寺市遺跡調査会事務局長兼務)。
併せて国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)を兼任(現在も継続中)。
2002年 国分寺市市民生活経済課長兼農業委員会事務局長就任。
2004年 国指定史跡佐渡国分寺跡調査検討委員会委員に就任(2006年3月まで)。
2006年 市民生活部長に就任。
2010年 国分寺市役所を定年退職。
2011年 国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長
主な著書
1986年「遺瓦から見た武蔵国分寺」・「国分寺市域における中世遺跡」、『国分寺市史』上巻
1988年「武蔵国分寺の創建」、『古代寺院と仏教』古代史論集3名著出版
1995年「武蔵国分寺の創建期瓦窯」、『王朝の考古学』雄山閣出版
1998年「武蔵国分寺」、『聖武天皇と国分寺』雄山閣出版
2000年「武蔵国分寺・武蔵国府」、『文字瓦と考古学』国士舘大学実行委員会
参加費:無料
定員:50名(先着順)
参加申し込み(事前申し込みをお願いします)
・電子メール:meisui.keikan@gmail.com
※住所、氏名、電話番号をお知らせください。
※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
2012 11.9国分寺市職員の出前講座チラシWEB版.doc
名水の会公開講座(歴史講座)、”縄文”を勅使河原先生と一緒に紐解こう! [インフォメ-ション&レポート]
鮮明なワード版:
勅使河原先生公開講座チラシWEB.doc
畑中が所属する「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」では、会員のみならず一般の方からも参加をつのる「全国国分寺巡り」をこれまでに4回主催、このほか、2005年から年に1~2度、公開講座も開催しています。
今回は第8回目となり、テーマは縄文文化について。
私たちにとって身近な野川沿いの国分寺崖線上にも、たくさんの縄文遺跡があります。
事前の打ち合わせで、講師の勅使河原彰先生(考古学)から、
あの芸術的造形の縄文土器を、縄文人は日常の道具として使っていた!
東日本は縄文文化の先進地帯!
縄文人が年中涸れない湧水のそばを選んで居住したのは“定住”の証!
など、予告的なお話をうかがい、興味津々です。
魅力いっぱい、謎の尽きない縄文を、勅使河原(てしがわら)先生と一緒に紐解きましょう!
質問・懇談タイム、たっぷり取ります。
公開講座ですからどなたでも参加できます。
ふるってご参加ください!
事前に申し込みが必要ですので、下記をお読みください。
国分寺・名水と歴史的景観を守る会 第8回公開講座
縄文文化に見る東西日本の地域差~湧水が歴史に果たした役割~
講師:勅使河原(てしがわら) 彰(あきら)氏(考古学者)
日時:2012年9月16日(日)14:00~17:00
会場:国分寺市立本多公民館ホール
地図:http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/shi/003022.html
国分寺市本多1-7-1 042-321-0085
JR国分寺駅北口下車徒歩8分(3つ目の信号右折)
※駐車場が狭いので、車でのご来場はお避けください
会費:500円(資料代込み)
定員:60名先着順(要申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
◆講師プロフィール◆
1946年、東京都生まれ。1975年、明治大学文学部卒業。専攻は日本考古学(主に縄文時代)。在学中は戸沢充則氏に学ぶ。現在、文化財保存全国協議会常任委員。主な著書に、『歴史教科書は古代をどう描いてきたか』(2005年、新日本出版社)、『縄文文化』(1998年、新日本出版社)、『日本考古学の歩み』(1995年、名著出版)、『日本考古学史―年表と解説』(1988年、東京大学出版会)など。主な共著に、『日本列島石器時代史への挑戦』(2011年、新日本出版社 安蒜政雄氏と共著)。2001年、第2回尖石縄文文化賞を受賞。
◆講座概要◆
縄文の時代の日本列島では、東日本と西日本とでは遺跡の分布と集落の規模については大きな差があった。そのような東西日本の地域差はどのようにして生じたのであろうか?東日本には台地が広く発達し、丘陵地も多く、広大な裾野が形成され、豊富な湧き水がある。総じて東日本は縄文人が集落を営むのに好適な場所が多い。一方、西日本では河岸段丘や丘陵の発達があまりみられず、ほとんどの地域で平坦地と湧水にめぐまれていないことから、縄文人が集落を営むのは、かなり限定的とならざるをえない。野川にも見られるように、縄文文化における湧水や川の果たした役割をさぐる。
◆参加申し込み◆
(必ず事前申込みをしてください)
電子メールにて9月13日(木)までに、
お名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com
閉会後、同じ会場で希望者による懇親会をいたします。
懇親会費:2,000円
参加希望者は、申し込みの際、その旨をお知らせください。
会員以外の方も懇親会にご参加いただけます。
国分寺・名水と歴史的景観を守る会のブログ:
http://meisui-keikan.blogspot.jp/
鍔山英次さん写真展「多摩の鼓動」を見てきました。 [インフォメ-ション&レポート]
鍔山英次さん写真展(武蔵野会写真展)、「多摩の鼓動」の初日。
西新宿のヒルトンホテルの地下街のアートスペース、ヒルトピアに行ってきました。
今回の武蔵野会写真展「競演」は、鍔山さんの前回の写真展(2009年)「暖流・異彩」の延長線上にあるとのメッセージでしたが、私が見逃してしまった前回の「暖流・異彩」の作品群が今回も展示されており、まずは大感激。
鍔山さんといえば、野川の川霧をずっと追い続けてこられた写真家ですが、「暖流・異彩」は、多摩川の多摩大橋付近の川霧と、東京湾の蜃気楼を捉えた作品群です。
多摩大橋のそばには、多摩上流水再生センターと八王子水再生センターがあり、そこで浄化された水温の高い再生水が上流からの冷たい水に合流して深い川霧が発生するのです。
霧の中に浮かぶ多摩大橋はまるで浮橋のよう。この幻想的な風景は、新しい時代が生んだ新しい水風景であり、変化し続ける自然の「いま」なのだというメッセージが伝わってきます。
東京湾の蜃気楼の写真も衝撃的でした。
閉鎖的内湾である東京湾に、水温の高くなった都市河川の水が流れ込むことによって海水の温度が上昇し、大気圏のコントラストが攪乱されるために、東京湾で蜃気楼が見られるのだそうです。
そして、今回の鍔山作品の撮影場所も多摩大橋付近。
河岸の建物や八高線の線路をも隠してしまう深い川霧は、「夜明け前からここに立っていると現れるよ」と鍔山さんが教えてくださいました。
霧につつまれた黎明の空に真っ黒いカワウの群れがあらわれます。そこには、翼の白いダイサギも混じっていて、多摩大橋の上で旋回します。
これらの作品群を前に、鍔山さんのお話をうかがうと、なんとこれは、カワウとダイサギが共同戦線をはって繰り広げられる狩りを捉えた写真だったのです。
川に潜って魚を追い詰めるカワウに対して、サギは川に潜ることができないので浅瀬にいます。そこでカワウが追い詰めた魚を突いて捕え、サギの攻撃から逃げまどう魚をカワウが捕える。
その狩りのための布陣が敷かれ、中には号令をかける親分もいるのだそう。
川霧の中のカワウとサギを撮影しながら、「これは共同の狩りではないのか」と鍔山さんが気付いたのは昨年のことだそうで、そのような習性があることをインターネットで調べて確認されたのだそうです。
写真展チラシの一番上の写真は、そうした作品群の中の一枚です。
写真展は8/14まで。
ワタシ、鍔山さんの写真の大ファンで、写真集や著書はほとんど持っているのですが、大きな版の実物写真は凄い迫力です。
会期中にもう一度、うかがいたいなあと思っています。
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武蔵野会写真展「多摩の鼓動」
大森隆一
葛城直文
白井豊子
鈴木守
福田一美
鍔山英次
2012年7月25日(水)~8月14日(火)
ヒルトピア(ヒルトン東京B1F)アートスクエア
会場時間=10:00~18:00(初日13:00~18:00 最終日10:00~15:00)
入場無料
ヒルトピア(ヒルトン東京地下1階のアーケード街)
http://www.hiltopia.com/access/
.電車
地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅より連絡通路利用徒歩2分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅より連絡通路利用徒歩3分
.シャトルバス
新宿西口京王デパート前21番乗り場よりシャトルバス.
ヒルトピア フロアマップ
http://www.hiltopia.com/floor/
<『競演』鍔山英次 作品展>写真展について、鍔山さんからのメッセージです。2012年7月
<写真展「暖流・異彩」(2009年)によせて>川霧に魅せられた鍔山さんからのメッセージ。2012年7月
西新宿のヒルトンホテルの地下街のアートスペース、ヒルトピアに行ってきました。
今回の武蔵野会写真展「競演」は、鍔山さんの前回の写真展(2009年)「暖流・異彩」の延長線上にあるとのメッセージでしたが、私が見逃してしまった前回の「暖流・異彩」の作品群が今回も展示されており、まずは大感激。
鍔山さんといえば、野川の川霧をずっと追い続けてこられた写真家ですが、「暖流・異彩」は、多摩川の多摩大橋付近の川霧と、東京湾の蜃気楼を捉えた作品群です。
多摩大橋のそばには、多摩上流水再生センターと八王子水再生センターがあり、そこで浄化された水温の高い再生水が上流からの冷たい水に合流して深い川霧が発生するのです。
霧の中に浮かぶ多摩大橋はまるで浮橋のよう。この幻想的な風景は、新しい時代が生んだ新しい水風景であり、変化し続ける自然の「いま」なのだというメッセージが伝わってきます。
東京湾の蜃気楼の写真も衝撃的でした。
閉鎖的内湾である東京湾に、水温の高くなった都市河川の水が流れ込むことによって海水の温度が上昇し、大気圏のコントラストが攪乱されるために、東京湾で蜃気楼が見られるのだそうです。
そして、今回の鍔山作品の撮影場所も多摩大橋付近。
河岸の建物や八高線の線路をも隠してしまう深い川霧は、「夜明け前からここに立っていると現れるよ」と鍔山さんが教えてくださいました。
霧につつまれた黎明の空に真っ黒いカワウの群れがあらわれます。そこには、翼の白いダイサギも混じっていて、多摩大橋の上で旋回します。
これらの作品群を前に、鍔山さんのお話をうかがうと、なんとこれは、カワウとダイサギが共同戦線をはって繰り広げられる狩りを捉えた写真だったのです。
川に潜って魚を追い詰めるカワウに対して、サギは川に潜ることができないので浅瀬にいます。そこでカワウが追い詰めた魚を突いて捕え、サギの攻撃から逃げまどう魚をカワウが捕える。
その狩りのための布陣が敷かれ、中には号令をかける親分もいるのだそう。
川霧の中のカワウとサギを撮影しながら、「これは共同の狩りではないのか」と鍔山さんが気付いたのは昨年のことだそうで、そのような習性があることをインターネットで調べて確認されたのだそうです。
写真展チラシの一番上の写真は、そうした作品群の中の一枚です。
写真展は8/14まで。
ワタシ、鍔山さんの写真の大ファンで、写真集や著書はほとんど持っているのですが、大きな版の実物写真は凄い迫力です。
会期中にもう一度、うかがいたいなあと思っています。
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武蔵野会写真展「多摩の鼓動」
大森隆一
葛城直文
白井豊子
鈴木守
福田一美
鍔山英次
2012年7月25日(水)~8月14日(火)
ヒルトピア(ヒルトン東京B1F)アートスクエア
会場時間=10:00~18:00(初日13:00~18:00 最終日10:00~15:00)
入場無料
ヒルトピア(ヒルトン東京地下1階のアーケード街)
http://www.hiltopia.com/access/
.電車
地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅より連絡通路利用徒歩2分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅より連絡通路利用徒歩3分
.シャトルバス
新宿西口京王デパート前21番乗り場よりシャトルバス.
ヒルトピア フロアマップ
http://www.hiltopia.com/floor/
<『競演』鍔山英次 作品展>写真展について、鍔山さんからのメッセージです。2012年7月
<写真展「暖流・異彩」(2009年)によせて>川霧に魅せられた鍔山さんからのメッセージ。2012年7月
写真家・鍔山英次さんの写真展~武蔵野会写真展「多摩の鼓動」(ヒルトピアアートスクエア) [インフォメ-ション&レポート]
このブログでもたびたびご紹介させていただいている写真家の鍔山英次さん。
名水の会の会員でもいらっしゃいますが、その鍔山さんから写真展の案内をいただきました。
素敵なチラシと鍔山さんからのメッセージを掲載します。
武蔵野会写真展「多摩の鼓動」
大森隆一
葛城直文
白井豊子
鈴木守
福田一美
鍔山英次
2012年7月25日(水)~8月14日(火)
ヒルトピア(ヒルトン東京B1F)アートスクエア
会場時間=10:00~18:00(初日13:00~18:00 最終日10:00~15:00)
入場無料
ヒルトピア(ヒルトン東京地下1階のアーケード街)
http://www.hiltopia.com/access/
.電車
地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅より連絡通路利用徒歩2分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅より連絡通路利用徒歩3分
.シャトルバス
新宿西口京王デパート前21番乗り場よりシャトルバス.
ヒルトピア フロアマップ
http://www.hiltopia.com/floor/
<『競演』鍔山英次 作品展>写真展について、鍔山さんからのメッセージです。2012年7月
<写真展「暖流・異彩」(2009年)によせて>川霧に魅せられた鍔山さんからのメッセージ。2012年7月
名水の会の会員でもいらっしゃいますが、その鍔山さんから写真展の案内をいただきました。
素敵なチラシと鍔山さんからのメッセージを掲載します。
武蔵野会写真展「多摩の鼓動」
大森隆一
葛城直文
白井豊子
鈴木守
福田一美
鍔山英次
2012年7月25日(水)~8月14日(火)
ヒルトピア(ヒルトン東京B1F)アートスクエア
会場時間=10:00~18:00(初日13:00~18:00 最終日10:00~15:00)
入場無料
ヒルトピア(ヒルトン東京地下1階のアーケード街)
http://www.hiltopia.com/access/
.電車
地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅より連絡通路利用徒歩2分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅より連絡通路利用徒歩3分
.シャトルバス
新宿西口京王デパート前21番乗り場よりシャトルバス.
ヒルトピア フロアマップ
http://www.hiltopia.com/floor/
<『競演』鍔山英次 作品展>写真展について、鍔山さんからのメッセージです。2012年7月
<写真展「暖流・異彩」(2009年)によせて>川霧に魅せられた鍔山さんからのメッセージ。2012年7月
<バス旅行>上野国分寺・国府跡と古代かみつけの里を歩く~8.八幡塚古墳 [インフォメ-ション&レポート]
<バス旅行>上野国分寺・国府跡と古代かみつけの里を歩く~7.かみつけの里博物館 [インフォメ-ション&レポート]
コース
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→総社神社(国府跡推定地)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
▼かみつけの里博物館の駐車場に降りると、道路の向こうは八幡塚古墳です。
▼かみつけの里博物館へと向かいます
▼展示室は撮影禁止なので、撮影してよいレプリカのみ。
常設展であり、展示物の内容からも、なぜ撮影禁止なのか理由がわかりませんが・・。
かみつけの里博物館のホームページ:
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/kamihaku/
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→総社神社(国府跡推定地)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
▼かみつけの里博物館の駐車場に降りると、道路の向こうは八幡塚古墳です。
▼かみつけの里博物館へと向かいます
▼展示室は撮影禁止なので、撮影してよいレプリカのみ。
常設展であり、展示物の内容からも、なぜ撮影禁止なのか理由がわかりませんが・・。
かみつけの里博物館のホームページ:
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/kamihaku/
<バス旅行>上野国分寺・国府跡と古代かみつけの里を歩く~6.総社神社 [インフォメ-ション&レポート]
コース
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→総社神社(国府跡推定地)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
かみつけの里博物館をたずねる前に、国府跡推定地の総社神社を見学。
▼総社神社入り口(駐車場から)
▼社殿の裏側に出ました。極彩色の壁画がきれいです。
▼立派な神楽殿がありました。
▼社殿正面から
▼石の鳥居としめ縄
▼作業小屋のようなところで、なにやら作業をしています。
▼茅の輪(ちのわ)を作っていました。夏越しの祓(なごしのはらえ)の準備です。
▼となりには、お神輿が格納されていました。
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→総社神社(国府跡推定地)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
かみつけの里博物館をたずねる前に、国府跡推定地の総社神社を見学。
▼総社神社入り口(駐車場から)
▼社殿の裏側に出ました。極彩色の壁画がきれいです。
▼立派な神楽殿がありました。
▼社殿正面から
▼石の鳥居としめ縄
▼作業小屋のようなところで、なにやら作業をしています。
▼茅の輪(ちのわ)を作っていました。夏越しの祓(なごしのはらえ)の準備です。
▼となりには、お神輿が格納されていました。
<バス旅行>上野国分寺・国府跡と古代かみつけの里を歩く~5.蛇穴山古墳(総社古墳群) [インフォメ-ション&レポート]
<バス旅行>上野国分寺・国府跡と古代かみつけの里を歩く~4.宝塔山古墳(総社古墳群) [インフォメ-ション&レポート]
コース
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
▼総社資料館をあとにして、徒歩で総社公民館の駐車場に戻り、宝塔山古墳へ。
駐車場から見える、このこんもりした小山が宝塔山古墳です。
一辺が50~60mくらい、高さ12m前後の方墳、作られたのは7世紀後半。国指定史跡だそうです。
▼北側の石段を昇りましたが、墳丘の上部は総社藩主秋元氏の墓地として江戸時代から利用されてきたとかで、こちらからは石室のほうへは行けません。
▼南側へまわるようにと看板に書いてありました。
▼南側にまわって石段をあがると、とつぜん、むき出しの石室の入り口が。天井部分の一枚の石の大きさに唖然。中に自由に入れるようです。
▼入り口の両側の石積みからして素晴らしく緻密。隙間なく緻密な上に、デザインとしても美しい!
▼入り口の前には、天井の石と同じような平たい巨石が地面に横たわっています。
▼中へ入ってみました。長方形の切石が隙間なくピシっと組まれています。
▼天井は一枚の石です。
▼奥は深くて、三つの部屋にわかれているようです。入り口から二番目の部屋には、白い漆喰が残っているのが確認できました。千三百五十年も前の漆喰です。
▼この奥にもうひとつ部屋があり、中は真っ暗。そこに石棺がすえられています。懐中電灯の光でかろうじて見えます。
▼石室の奥から入り口を見るとこんなかんじ。まさにタイムトンネルです!
▼みな、古代の切石積みの美しさにみとれながら、現代へと戻って行きました。
①上野国分僧寺跡・ガイダンス施設上野国分寺館―尼寺跡(車中から場所のみ確認)→②山王廃寺跡→③総社資料館(昼食)→④宝塔山古墳(石室見学)→⑤蛇穴山古墳(石室見学)→⑥かみつけの里博物館→⑦八幡塚古墳
前橋市教育委員会のパンフレットより
▼総社資料館をあとにして、徒歩で総社公民館の駐車場に戻り、宝塔山古墳へ。
駐車場から見える、このこんもりした小山が宝塔山古墳です。
一辺が50~60mくらい、高さ12m前後の方墳、作られたのは7世紀後半。国指定史跡だそうです。
▼北側の石段を昇りましたが、墳丘の上部は総社藩主秋元氏の墓地として江戸時代から利用されてきたとかで、こちらからは石室のほうへは行けません。
▼南側へまわるようにと看板に書いてありました。
▼南側にまわって石段をあがると、とつぜん、むき出しの石室の入り口が。天井部分の一枚の石の大きさに唖然。中に自由に入れるようです。
▼入り口の両側の石積みからして素晴らしく緻密。隙間なく緻密な上に、デザインとしても美しい!
▼入り口の前には、天井の石と同じような平たい巨石が地面に横たわっています。
▼中へ入ってみました。長方形の切石が隙間なくピシっと組まれています。
▼天井は一枚の石です。
▼奥は深くて、三つの部屋にわかれているようです。入り口から二番目の部屋には、白い漆喰が残っているのが確認できました。千三百五十年も前の漆喰です。
▼この奥にもうひとつ部屋があり、中は真っ暗。そこに石棺がすえられています。懐中電灯の光でかろうじて見えます。
▼石室の奥から入り口を見るとこんなかんじ。まさにタイムトンネルです!
▼みな、古代の切石積みの美しさにみとれながら、現代へと戻って行きました。