▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照
64報～酷い話し～陸前高田の薪、「五山送り火」に使う計画中止に [東京・国分寺市から～東日本大震災ルポ]
こんなひどい話ってあるでしょうか。
------（以下、転載）---------
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201108070083.html
（朝日新聞）陸前高田の薪、「五山送り火」に使う計画中止に2011年8月7日
（写真） 高田松原の倒木でつくった薪。大勢の被災者らが、亡くなった家族への思いや、復興への願いをつづった＝６月２８日、岩手県陸前高田市、小林裕幸撮影
（本文） 東日本大震災で津波になぎ倒された岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松で作った薪（まき）を、京都の伝統行事「五山送り火」の大文字で燃やす計画が中止になった。放射能汚染を心配する声が京都市などに寄せられたためという。放射性物質が含まれていないことは検査で確認したものの、主催する地元保存会は「世論をみて難しいと判断した」。４００本の薪に書かれた鎮魂の思いは、広がり続ける放射能不安にかき消された。
計画は、高田松原の松が薪になって売られていることを知った大分市の美術家、藤原了児さん（６１）が発案。京都の「大文字保存会」に呼びかけて、震災で亡くなった家族や復興への思いを書いた薪を、五山の送り火で燃やそうと準備を進めていた。
だが企画が報道されると、「放射性物質は大丈夫か」「灰が飛んで琵琶湖の水が汚染される」などと不安がる声が、保存会や京都市に電話やメールで数十件寄せられた。
市と保存会は７月下旬、すべての薪を検査し、放射性物質が検出されないことを確かめた。保存会では「これで大丈夫」との意見が出る一方、牛肉などの放射能汚染が問題になる中で、「放射能への不安を完全に取り除くことは、世論をみると難しい」という慎重論が消えず、苦渋の決断をしたという。
-----（以上、転載）-------
京都の人の多くは、東北の地理にはあまりにも不案内かもしれない。
福島第一原発と陸前高田の距離は約200キロ。福島第一原発と東京の距離とほぼ等しい。
そういうことを知らなければ、津波被災地も、原発被災地も混同してしまうのかもしれない。
それで、不安を抱いて保存会や京都市に苦情を言ったりや問い合わせをした人が数十人いたとしても、すべての薪を検査し、放射性物質が検出されなかったことや、薪の数がたかだか400本であることを、京都市や五山送り火の保存会はきちんと説明したのだろうか。
それでも京都の人は、陸前高田の薪を、穢れた薪として忌み嫌うとでも言うのだろうか。
そんな馬鹿なことがあるはずがないではないか。
説明を行わずして、数十人の市民が口にした不安が「京都の世論」ということにされてしまったのではないか。
他の新聞報道なども読んでみると、最終決定したのは五山送り火の保存会のようだが、そこには当然、京都市の意向（圧力）が働いているに違いない。
このような決定がまかり通れば、最悪の風評被害を是認したことになる。
それどころか、死者の魂と、遺族への冒涜以外の何ものでもない。
こんなことをして、京都に悪いことが起きなければよいのだが・・・。
酷い話だ。
腸が煮えくり返る。
こんな五山送り火なら、それ自体を中止すべきだ。
------（以下、転載）---------
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201108070083.html
（朝日新聞）陸前高田の薪、「五山送り火」に使う計画中止に2011年8月7日
（写真） 高田松原の倒木でつくった薪。大勢の被災者らが、亡くなった家族への思いや、復興への願いをつづった＝６月２８日、岩手県陸前高田市、小林裕幸撮影
（本文） 東日本大震災で津波になぎ倒された岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松で作った薪（まき）を、京都の伝統行事「五山送り火」の大文字で燃やす計画が中止になった。放射能汚染を心配する声が京都市などに寄せられたためという。放射性物質が含まれていないことは検査で確認したものの、主催する地元保存会は「世論をみて難しいと判断した」。４００本の薪に書かれた鎮魂の思いは、広がり続ける放射能不安にかき消された。
計画は、高田松原の松が薪になって売られていることを知った大分市の美術家、藤原了児さん（６１）が発案。京都の「大文字保存会」に呼びかけて、震災で亡くなった家族や復興への思いを書いた薪を、五山の送り火で燃やそうと準備を進めていた。
だが企画が報道されると、「放射性物質は大丈夫か」「灰が飛んで琵琶湖の水が汚染される」などと不安がる声が、保存会や京都市に電話やメールで数十件寄せられた。
市と保存会は７月下旬、すべての薪を検査し、放射性物質が検出されないことを確かめた。保存会では「これで大丈夫」との意見が出る一方、牛肉などの放射能汚染が問題になる中で、「放射能への不安を完全に取り除くことは、世論をみると難しい」という慎重論が消えず、苦渋の決断をしたという。
-----（以上、転載）-------
京都の人の多くは、東北の地理にはあまりにも不案内かもしれない。
福島第一原発と陸前高田の距離は約200キロ。福島第一原発と東京の距離とほぼ等しい。
そういうことを知らなければ、津波被災地も、原発被災地も混同してしまうのかもしれない。
それで、不安を抱いて保存会や京都市に苦情を言ったりや問い合わせをした人が数十人いたとしても、すべての薪を検査し、放射性物質が検出されなかったことや、薪の数がたかだか400本であることを、京都市や五山送り火の保存会はきちんと説明したのだろうか。
それでも京都の人は、陸前高田の薪を、穢れた薪として忌み嫌うとでも言うのだろうか。
そんな馬鹿なことがあるはずがないではないか。
説明を行わずして、数十人の市民が口にした不安が「京都の世論」ということにされてしまったのではないか。
他の新聞報道なども読んでみると、最終決定したのは五山送り火の保存会のようだが、そこには当然、京都市の意向（圧力）が働いているに違いない。
このような決定がまかり通れば、最悪の風評被害を是認したことになる。
それどころか、死者の魂と、遺族への冒涜以外の何ものでもない。
こんなことをして、京都に悪いことが起きなければよいのだが・・・。
酷い話だ。
腸が煮えくり返る。
こんな五山送り火なら、それ自体を中止すべきだ。
真姿のいずみ観察会
真姿の池湧水最新画像（11/3/6）
2月は雨が多く、月末に30ミリの降雨があったので、真姿の池湧水第一堰の流水は先週とあまりかわらず、2筋を保っている。
新設・新着情報
▼観測開始から丸7年。ブログ開設から約2年6ヶ月のアクセス累計が21万7千件を超えました。ありがとうございます。地味な記録ですが、湧水への関心の高さを実感。（2011.3.6）
▼2008/9/17開設。観察日誌、更新中。
2月は雨が多く、月末に30ミリの降雨があったので、真姿の池湧水第一堰の流水は先週とあまりかわらず、2筋を保っている。
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これじゃあ、日本中どこにも住めないじゃん。
しかし・・・風評被害ってのは、おそがいねぇ～（><）
by Julia (2011-08-08 06:48)
Juliaさん、阪神大震災が起きたその日、大阪府と京都府は、兵庫県の被災者受け入れ拒否をいちはやく宣言したというニュ－スを、私は被災地で聞いていました。
その時、大阪府知事が「炊き出しは自分でやれや」と言ったことを私は生涯忘れません。
京都、大阪、神戸「三都モンロー主義」と言うのだと、当時、言われていましたが、今回の京都の措置を見て、三都間に限らず、「厄介はよそでやってくれ」という思想が行政の中に根強いのだろうなあということを強く感じています。
市民の「世論」とは関係なく、むしろ、行政にとって都合のよい少数意見が「世論」にされてしまったのではないかと思います。
by お水番 (2011-08-08 08:17)
全く愚かな判断だと思います．．．
by haku (2011-08-08 11:18)
hakuさん、まったく、こうした愚かな判断がどんな波紋をよぶか、考えなかったのでしょうか・・・。
by お水番 (2011-08-08 14:22)
京都市及び京都市民の無知さを表現していると
思われるのが嫌なら
京都市の方々は
何らかのアクションを起こすべきだと思いますが如何？？？？？
このままだと歴史ある街に住まうみやこびとは
歴史上最も無知な人々という烙印を押されますよ
by rtfk (2011-08-08 21:11)
「主催する地元保存会」というのは語弊がありますね。
五山の送り火を主催するのは保存会ですが、
「今回の被災地の松を送り火で使う」という企画を主催者は
大分県の人形作家の方です。
また、放射性物質の検査はまだ簡易検査しか行われておらず、
京都市が行った検査の結果待ちでした。
そして「すべての薪を検査した」と言うのは一部マスコミのデマです。
ところで、数十人の不安が京都の世論を作っているのではと口にされてる一方で、
あなた自身もすでに京都人を差別していることに、気づいていらっしゃいますか？
by 通りすがり (2011-08-09 06:30)
市民にも状況を公開せず、保存協会と市の独断で判断したのは、この計画を侮辱した行為で、福島原発の問題と通じるものがある。
協会は何らかの形で、判断した経緯を説明するのが、せめて被災に遭った方々への礼儀である。
by Lao fu (2011-08-09 07:28)
いくつかのご意見が書き込まれました。ありがとうございます。
いずれにしてもこの問題は、多くの人の心に傷を残し、さまざまな形で遺恨を残してしまいました。
このコメント欄は、ここで締め切りとさせていただきます。
by お水番 (2011-08-09 07:52)