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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

2011年3月17日(木) [[観察日誌-4]本日の真姿の泉11年1月~12月]

東北地方の避難所に救援物資が届かない。
被災地の物流拠点には既に物資が山積み。しかし、それを避難所に運ぶための車とガソリンがない。

それがにわかに判明した今日になって、政府はようやく西日本の製油所に対して増産を指示したとの報道。
西日本の製油所に増産を指示して増産できるのなら、なぜもっと早く指示を出さなかったのか。
東北地方の製油所は地震被害で生産が止まっており、それも間もなく再開の見通しだというが、その再開を1週間もの間、代替措置も考えず、のんびりと待っていたのか。

きょうは気温が下がり、夜、暖房による電力消費が増大するとの予測から、このままでは電力需要が供給を超え、制御不能の大規模停電が起きるかもしれないと大々的なキャンペーン。
鉄道は大幅なまびきが行われるという。

東京がこうした非常事態に直面しているにもかかわらず、政府は”看板女優”を広告塔として、首都圏に「買出しを抑制するキャンペーン」を張っている。
制御不能の大規模停電が起きたって、救援は来ないということを、市民は目の前で見ているのだ。
特に、高齢者にとっては命にかかわる非常事態。自宅から動けなくても、人の手をわずらわさずに自力で生き延びるすべを求めるのは当然ではないか。

個々でできるだけ備えようとするのが当然の状況において、「買出し禁止令」のごとき指令を政府が国民に突きつける。
東北の被災地にモノが届かないのは、都市部の買占めのせいだとのデマを、政府みずからが流布している。
政府の無策・失策の隠蔽以外のなにものでもない。

いったいなんということだ。

3/11の発災の夜、都民は帰宅難民を体験したばかりだ。
きょうは電車がまびかれ、大規模停電が起きるかもしれないというのだから、通勤者がカバンの中に、2つ3つのあんぱんやおにぎりを準備しようとするのは当然ではないか。

新宿駅は改札規制が行われ長蛇の列がテレビに映し出された。
しかし、8時過ぎに帰宅した夫は、電車はガラガラに空いており、座って帰ってきたという。
時間帯にもよるかもしれないが、そもそも、通勤者が少ないのだろう。
東京の経済活動が止まっている。

復興のエネルギーをためるには、経済活動を止めてはない。
文化・芸能・スポーツなどのイベントは、節電のために、今は自粛すべきと私は思うが、生産と流通を止めてはならない。
今この国は、それとは真っ逆さまの方向に動いている。

観測は休みました。

■気象
・天気:晴れのち曇り
・降雨量:0mm
過去の気象データ検索(気象庁 府中): http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&prec_ch=%93%8C%8B%9E%93s&block_no=1133&block_ch=%95%7B%92%86&year=&month=&day=&view=









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