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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

2010年11月4日(木) [[観察日誌-3]本日の真姿の泉10年1月~12月]

昨日の歴史講座の興奮さめやらぬ一日でした。
道というものについて、いろいろと気づかされる講座でした。

私たちは今、電話回線や電波を使って、人がまったく移動せずに情報を受け取ったり発信することができる回路を持っているけれど、古代の情報伝達は、人が情報を携えて移動する以外になかった。遠いところに情報やモノを運ぶことのできる回路は、「道」「川」「海」以外になかったということに改めて気づかされました。

良いものも悪しきものも、すべて、道や川や海から入ってくる。
たとえば、流行風邪や伝染病・疫病といったものも、すべて道や川や海からはいってくると古代の人は捉えていたのでしょうね。
私は今まで、古代信仰における「山の神」が里に降りてくるのは、空中を飛来してくると思っていましたが、たぶんそうではなく、里に来る時は道から入ってくるものを人々がお迎えしたのだろうと考えなおしました。
古代の人々の世界観を垣間見たような気がします。

「道」というものは、人・モノ・情報を動かすハードウエアであるだけでなく、人間の心や身体に直接いろいろなものをもたらすソフトウエアであったのだなあと思います。
昨日の講演会で、そのことを気づかせてくれたのが、3人の講演者の中で一番若い、国分寺市の研究者の報告でした。
広くて直線的に作られた古代の官道について、これまでは、ハイウエイみたいな無機質なイメージしかもっていませんでしたが、第四小学校跡地の東山道の道端から、祭祀の痕跡が出てきたということは衝撃的でした。

観測は休みました。

■気象
・天気:晴れ
・降雨量:0mm
過去の気象データ検索(気象庁 府中): http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&prec_ch=%93%8C%8B%9E%93s&block_no=1133&block_ch=%95%7B%92%86&year=&month=&day=&view=


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