SSブログ

▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

カッパのバッジ、覚えてますか?(10月1日東京都民の日) [インフォメ-ション&レポート]

10月1日。きょうから赤い羽共同募金がはじまったようです。

そして、10月1日といえば都民の日。
今でも公立学校は休みになるのかな。
近頃は都民の日が話題にのぼることもほとんどなくなりましたが、ムカシは都民の日というのは、一大イベントでした。特に子供にとっては。
都民の日が近づくと、小学校でカッパのバッジの申し込みがあり、値段はいくらだったか忘れたけれど、たぶん、すごく安かったのだろうと思います。
10月1日の都民の日は学校が休みで、カッパのバッジをつけていると、上野動物園とか、井の頭動物園とか、美術館とか、都営の施設は無料で入場できました。
なので、10月1日は、小学生はお出かけの日で忙しかったのです。

このバッジ、いつのまにか話題にのぼらなくなったなあと思ったら、1997年の都民の日を最後にバッジの販売は行われなくなったそうです。

東京でなぜカッパなの??
という疑問は、小学生だった私は、ぜんぜんもちませんでした。
はは、50年近くも前のことですがね。
東京でカッパがそう不思議でもなかった時代だったのでしょうか。
あらためて調べてみると、カッパのバッジがはじまったのは1956年で、カッパが採用された理由としては、隅田川にカッパの巣が多くあったとする伝承によるものだとされているそうです。
いつごろの伝承でしょうかね。

私が小学生だった1960年代の東京は、今の中国みたいな大気汚染と川の汚染の時代でした。
なので、隅田川にはもう河童は住めなかったと思いますが、終戦直後のまだ川がきれいだった時代の記憶が新しい時だったのでしょう。

東京にカッパ。
東京って、本来は水の都市。特に都心は、地下水も川も豊かな土地なんですよね。

川に鮭を呼び戻す運動ってありますが、河童を呼び戻す運動はないのですかね?
隅田川の河童を呼び戻し、カッパのバッジ復活って、あってもいいですよね。
もっとも、子供のためになる都立の有料施設そのものが、相対的に少なくなっちゃったのかな。
というより、子供が美術館や博物館に行かなくなりましたよね。
むかしは、ツタンカーメン展だの、ミロのビーナス展だのあると、本物を見に、美術館に小学生がどっと押し寄せたものですが。
日本がまだ貧しい時代でしたが、親たちは、子供に本物を見せることに、今よりはるかに熱心だったように思います。

その象徴がカッパのバッジでした。
う~ん、隅田川の河童とカッパのバッジ、過去の遺産にするのはもったいないですね。

水を守る活動にかかわっている人たちがカッパのバッジをつけて、活動をアピールするっていうの、どうでしょうねえ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。