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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

7報~国分寺市<余震が続いています><コンビニの状況>(2011.3.13) [東京・国分寺市から~東日本大震災ルポ]

<東京も余震が続いています>
東京都の西半分の多摩地区。その多摩地区東部に位置する国分寺市は東京都のほぼ真ん中です。
三陸沖、茨城沖などを震源とする余震があるたび、東京も揺れています。頻度は1時間に一度くらい。昨夜はそれ以外も、ほとんど体に感じないほどの微震が、ひっきりなしにおこっていました。

多摩地区では建物の倒壊や火災は少なく、国分寺市も地震による倒壊・火災などの直接的な被害は報告されていないようです。
帰宅難民の受け入れも昨日土曜日(3/12)の朝で解消され、今日日曜日、表向きは非常に落ちついていますが、自衛隊のヘリがさかんに飛んでいます。

<コンビニの状況>
さきほど夫が近所に外出し、コンビニを見てきたところ、パンやお弁当・おにぎりなど、すぐに食べられるものが品薄になっているとのことでした。
お店の人に聞いてみると、発注はかけているが、商品が届かない、いつ入荷するかもわからない、とのことでした。
被災地の中に工場があるのか、道路渋滞によるものなのか、被災地に集中的に配送しているものなのか、事情はよくわかりません。
カップラ-メンなどの保存食はたくさんあるので、非常食の買いだめが起こっているわけではないようです。
ただし、ペットボトルのお茶はたくさんあるけれど、水は無いとのこと。

阪神大震災の時、私は西宮で被災しましたが、この時、驚いたのは、20リットル入りのポリタンクが被災地から消えてしまったことです。
被災地以外の日本中で、防災グッズを皆が買い込んだ結果だそうです。被災地に一番必要なものが消えてしまうのですから、これは被災地以外への地域への出荷制限などをすべきだったと思います。
昨日、西国分寺駅前のマインに行った時は、ポリタンクは見かけませんでした。
普段からほとんど入荷していないのか、いくつかある在庫がすでに売り切れたのか、あるいは、被災地以外への入荷がきちんと制限されているのかわかりませんが、とにかく、被災地に必要なものが被災地に届くように願うばかりです。

大災害が起きた時、被災地では皆が皆、避難所へ行くような思い込みが植えつけられていますが、実際には、家がかろうじて住める状態であれば、皆、自宅に残って自力で生活をしようとするのです。
そもそも、避難所の収容人数というのは、被災地の人口のほんの1~2割です。
みなが避難所に行けば、避難所の運営は成り立たない。
片方に、なんとか自力で被災生活を乗り切ろうとする市民の一団がいてはじめて、家を失った人に必要な救援がかろうじて届くのです。

自宅に残り、自力で乗り切ろうとする被災者に、必要なものが届くということが大事なのです。
今度の地震は、関西まで揺れたというきわめて広域の、かつて経験したことのない災害となりましたが、日本中がいたずらに買いだめに走らないよう、また、さまざまな噂に踊らされたり、みずから拡散することに手をかさないよう、心していきたいと思います。

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