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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

2010年9月19日(日) [[観察日誌-3]本日の真姿の泉10年1月~12月]

体調不良で一日寝込んでしまいました。二日遅れの更新です。(9/22)

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きょうも最高気温は30.0度、3日続けての真夏日となりました。
観測は午後3時半からと、いつもより遅い時間に。
真姿の池湧水第一堰は、9/16の雨で3筋まで回復していましたが、弁財天の池への導水は完全に止められていたので、見かけほどは増えていないようです。
いずれにしても、9月のこの時期としては、最も少ない湧出です。

お寺の資料館の解体が終わり、完全に更地になっていました。
地味で小さな資料館でしたが、私がはじめて国分寺瓦を見たのはこの資料館でしたし、200分の1のジオラマは、武蔵国分寺の全体像を俯瞰するために、何度見に来たかわかりません。江戸時代の古地図も飽きずに眺めたものです。そして、年に一度公開される国の重要文化財に指定されている縄文土器も、毎年、見に来たものです。
ハコモノは粗末でも、お宝が詰まっていました。まさに、国分寺市らしい施設でした。
その資料館が跡形も無くなって、更地を見ながら、ひとつの時代が終わったんだなあと、ちょっと感慨深い気持ちになりました。
といっても、新しいハコモノができたわけではなく、おとなりにできた旧本多邸母屋を改築した資料館も、郷土博物館ができるまでの仮のイレモノです。
郷土博物館についても、具体的な計画があるわけではありません。
国分寺市に新しいハコモノを建てる財政的裏づけはまったくありませんし、この街にハコモノはいらないとも思います。
しかし、国分寺市が抱える文化財の多さと貴重さを考えたら、本格的な郷土博物館は必要です。
東山道武蔵路の復元レプリカが展示してある隣の「総務省情報通信政策研究所」、ほとんど使われていないこの国の建物をもらいましょうよ、とずっと提案しているのですが・・・。

■観測時刻
15:30

■気象
・天気:晴れ
・気温(観測時):28.5℃
・降雨量:0mm
過去の気象データ検索(気象庁 府中): http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&prec_ch=%93%8C%8B%9E%93s&block_no=1133&block_ch=%95%7B%92%86&year=&month=&day=&view=


■真姿の池湧水
・擁壁下湧出口:
(1)東端角、水草と落ち葉の陰で水流見えず。
(2)東端角から20センチあたり、水草と落ち葉の陰で水流見えず。
(3)東端角から西へ40センチあたり、微弱な水流。
(4)60センチあたり、水流見える。
(5)東端角から西へ80センチあたり、水流見える。
(6)東端角から100センチあたり、水流見えない。
(7)これより西100センチ~150センチくらいの範囲、水流見えない。
(8)東端角から150センチあたり、水流見えない。
(9)東端角から150センチ~200センチの範囲、水流見えない。

・第一堰:3筋 (3) 擬木の  a d f に流水。
20100919-1.jpg

・第二堰:6筋   無 微 微 太 太 中太 中 無
20100919-7.jpg

・水温(第二堰上):17.5℃

・水深(第二堰上):105mm↓ (前回9/5:90mm↓)
1ミリ単位の計測:104mm (前回9/5:88mm)


第一堰直下から上流側グレイチングの間の川底に埋め込まれている玉石、水面に出ている数:5個。

10/1/26 第二堰上の水深が85ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は18個。
 1/31 第二堰上の水深が84ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は17個。
 2/3  第二堰上の水深が84ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は18個。
 2/7  第二堰上の水深が83ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は19個。
 2/10 第二堰上の水深が84ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は20個。
 2/21 第二堰上の水深が86ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は17個。
 3/22 第二堰上の水深が99ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は7個。
 3/28 第二堰上の水深が104ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は5個。
 4/18 第二堰上の水深が108ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は2個。
 4/25 第二堰上の水深が113ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は0個。
 5/5  第二堰上の水深が123ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は0個。
 5/9  第二堰上の水深が120ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は0個。
 6/27 第二堰上の水深が108ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は2個。
 7/11 第二堰上の水深が108ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は3個。
 7/18 第二堰上の水深が107ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は4個。
 7/25 第二堰上の水深が103ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は5個。
 8/1  第二堰上の水深が101ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は5個。
 8/8  第二堰上の水深が98ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は8個。
 8/16 第二堰上の水深が99ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は5個。
 8/24 第二堰上の水深が94ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は11個。
 8/29 第二堰上の水深が90ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は13個。
 9/5 第二堰上の水深が88ミリの時、水面に頭が出ていた玉石は14個。
 9/11 第二堰上の水深計測なし、 水面に頭が出ていた玉石は13個。
 9/19 第二堰上の水深が104ミリの時、 水面に頭が出ていた玉石は5個。

■弁財天の池
・池から隣家水路へのオ-バ-フロ-:なし。越流箇所の水位、なし。越流箇所中央の玉石のほぼ全部が出ている。池への導水は止められている。

・池:やや濁っている。
・池奥(崖沿い)水路:やや濁っている。

■万葉植物園湧水
・洗濯場の堰(元町用水):たたきの6センチ下あたりに水面。(コンクリ-トのたたきが傾いている補強のためか、たたきの前に木製の板が立てられている。たたきの水平面よりも2センチくらい上に出ており、板が8センチほど水の上に出ているので、8センチ-2センチ=6センチとした)

上流側
20100919-4.jpg

下流側
20100919-3.jpg

・石橋たもとの擬木(洗濯場の堰の上流)水面に出ている長さ:339mm (前回9/5:352mm)
水位が13ミリも上がっている。

・石橋の上流側・下流側の干潟:
上流側の干潟は水路幅五分の二程度。
下流側の干潟は水路幅四分の一程度。

・石樋(植物園内):石樋の根元からわずかに溢れ、流水は前に飛び出している。
背後の滝、向かって右側中量、左側は流れは見えないが乾いてはいない。
20100919-5.jpg

20100919-6.jpg

■ナガエミクリ自生地
20100919-2.jpg

■リオン湧水
・元町用水まで流れはつながっていない。民家ブロック塀の6mほど上流で流れが途切れている。
・道路下土管出口付近の川幅:70cm (前回9/5:流れナシ)


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