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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

2010年9月のまとめ [[観察日誌まとめ]観察日誌 月ごとのまとめ]

2010年9月の「真姿の池湧水流水量判定表」をアップしました。
1009真姿の池湧水流水量判定表(畑中).doc

毎月の「真姿の池湧水流水量判定表」はこちらで見られます。
http://databook-1.blog.so-net.ne.jp/2010-07-12

猛烈な暑さと日照りが続いた7月・8月をひきずるように、9月前半は残暑などとよべないほどの酷暑でしたが、後半は一転して雨が多く、終わってみれば月降雨量431.5ミリは9月の降雨量としては観測史上第二位(1977年以来)。通年でも第三位でした(1976年以来)。台風に関連した降雨は9/8の46ミリだけで、台風ではない降雨がこれだけ多かったのははじめてかもしれません。
雨が多かった後半の気温は、日最高気温が35度にのぼった日があるかと思えば、日最高気温が15.8度までしかあがらない日もあり、気温の乱高下が特徴的でした。

真姿の池湧水第一堰は、雨が少なかった前半は、かろうじて2筋という少なさでしたが、周辺の湧水はここまで激減してはいませんでした。
そうなるとやはり、2008年春の湧水源改修工事の際、湧出口の下を深く掘りすぎたことが原因となった崩落が影響しているのではないでしょうか。
水口の下の層が崩落したことによって、真姿の池湧水固有の地下水が下へ落ちてしまい、一層下の水みちにはいって、水路下の貯水層に直接流入しているのではないかという疑いがますます濃くなったといえそうです。

本来、どんな日照りでも涸れないことで知られていた真姿の池湧水が、いまや、周辺の湧水に比べて、渇水期に激減してしまう湧水となってしまいました。
2004年の崖上マンション工事の影響については、2008年春の湧水源改修工事の影響の陰にかくれて、わからなくなってしまいました。





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