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▼国分寺崖線裾野の湧水を集めて流れる野川の最源流「真姿の池湧水群」の観測日誌 ▼ガイド・観察日誌・トピックス・インフォ→構成は「サイトマップ」「真姿の泉TODAY index」参照

2010年8月27日(金) [[観察日誌-3]本日の真姿の泉10年1月~12月]

府中アメダスの最高気温は34.9度。そして雨が降りません。
8月にはいってからの降雨は、きょうまでにわずか51ミリ。残り4日間も雨の予報はありませんので、このまま行くと、1977年以来、8月の月降雨量が少ないほうから四番目あたりになりそうです。

気温のほうは、8月20日以降、一日の最低気温が25度を下回る日が多くなってきました。
多摩地区はようやく脱熱帯夜へと向かっています。(あくまでも、観測地点での気温ですが)

しかし、都心の熱帯夜は今もまったく解消されず、一日の最低気温は27度を超えたままです。
夜中に気温が下がらないという、ヒ-トアイランドの典型的な現象で、おそらく最低気温の平均は過去最高となるのではないでしょうか。

一日の最低気温はだいたい明け方の4時台に出るようですが、27日府中の最低気温は24.8度。前日26日の最高気温が34.6度ですから、9.8度の落差があります。
一方、東京都心(東京)の27日の最低気温は27.1度。前日26日の最高気温は34.7度ですので、その落差は7.6度にとどまっています。
日中の気温は都心も多摩もほとんど同じですが、都心は夜中に気温が下がらないということがよくわかります。

これ、見方をちょっと変えると、都心に比べればまだまだ被覆率(地面がコンクリ-ト等、透水性の無い物質に覆われている割合)が低い多摩地区が、一種、都心の冷却装置の役割を果たしていて、多摩の状況が悪くなれば、都心はますます冷えなくなるのではないか、という気がします。
多摩地区は、都心に対する水の供給源でもあり、酸素の供給源でもあり、都心のヒ-トアイランドの緩和剤でもあり、ということなのではないでしょうか。

だから、これ以上多摩を悪くすると、都心はますます悪くなる。
多摩地区にもう行政によるハコモノはいらないし、民間の開発も考え方をよほど変えないと、東京全体が駄目になってしまう。
そういう危機感を行政が持っていない、その能天気ぶりがなんとも腹立たしい今日このごろです。

観測は休みました。

■気象
・天気:晴れ
・降雨量:0mm
過去の気象データ検索(気象庁 府中): http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&prec_ch=%93%8C%8B%9E%93s&block_no=1133&block_ch=%95%7B%92%86&year=&month=&day=&view=


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